第47話 平坦な国 オランダ
[1991年4月 オランダ]
オランダ、英語では The Netherlands と表記するが、これはオランダ語で「低地の国」を意味する言葉から来ている。その名の通り国土の4分の1が海面下、国内最高地点が322.5m (海外自治領を除く)のところに位置する国である 。
運河が張り巡らされており、空から見ると道路が運河で途切れているところがある。通常河川があれば道路は橋となってそこを渡るが、ここでは道路がトンネルとなって運河の下にもぐり込んでいるところもある。
そんなオランダのアムステルダム・スキポール空港 (Amsterdam Airport Sciphol, Netherlands) からタクシーでホテルへ向かう。国土面積は日本の11%ほどしかないが、前述の通り平たい土地、山が一切見えないので視界が開けて非常に広々としている。
道路も迂回する必要がないので大きなカーブはない。運転手も大きなハンドル操作は必要としないからか、右手を助手席の背もたれにかけて左手だけでハンドルを握り高速道路をぶっ飛ばす。(オランダの車両は左ハンドル、右側通行)
ちょっと危なっかしい (>_<)