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外国ってこんなとこ〜

第48話 道路の横断は "右見て左見て" は通用しない

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アムステルダム路面電車 オランダ

 

[1991年4月 オランダ アムステルダム]

 

 道路を横断する時は右見て、左見て、もう一度右を見て安全を確認してから渡りなさいと子供の頃に教えられた。もちろんこれは日本のお話。もしくは日本や英国のように車両が左側通行の国のお話。

 

 宿泊したホテルの前には大通りがあり路面電車が走っている。その路面電車の安全地帯へ行く為に道路を横断しようとした。長年身にしみついた動作、右見て、左見て、もう一度右を見て車が来ないことを確認、そして一歩踏み出すといきなり左から一台の車が目の前を横切って行った。

 

 ここは車両右側通行の国なので、すぐ目の前の車線は左側から車が来るのだ。こちらも信号機や横断歩道のないところを渡ろうとしていたので、車は速度を落とすことなく通過する。もしもここで事故が起きていても100%こちらが悪い。

 

 日本ではどんな状況であれ、たとえ赤信号で飛び出した歩行者に車が当たる?当てられても? ほぼ間違いなく車両側に前方不注意という訳の分からない処分が下りる。こんな国は知る限り日本だけだ。

 

 英国のところでも記した通り、規則を守っていないものが悪い。それが全てである。車道へ飛び出した歩行者が悪いですまされるだろう。日本の警察もコソコソ隠れて取締りをするのではなく、徹底的に規則遵守をさせる為に尽力すべきであるし、規則にしたがって判断して欲しいものだ。