[1997年6月 オランダ アムステルダム スキポール空港]
スキポール空港に到着したのは、予定より少し早かった。搭乗手続きを先に済ませる。空港は、日本の成田や関空など比べものにならないほど広い。全てが連番で存在するのかどうかは分からないが、指定された搭乗口番号は80番代だった。
とりあえずビールでも飲んでゆっくりしよう。少しは時も進むが、搭乗時刻まではまだ たっぷりと時間はある。免税店などをぶらぶら、ビル内を行ったり来たり。
次はどこへ行こうかと考えながらのんびり歩いていると、通路脇に事務机のようなものがあり、制服らしきものを着た男性が一人座っている。この男性と目が合った。嫌な予感的中。彼はこっちへ来いと手招きする。またか〜 机には向かい合わせに椅子がおいてある。テレビで見る警察の取り調べ室のような配置だ。もちろん本物の取り調べ室は知らないが(笑)。
そばへ行くと向かいの椅子に座れという。何でしょうか? と問うと、どこへ行くの?と聞いてくる。パスポートや搭乗券を見せろだのカバンを開けろだのと、職務質問だ。スーツを着てネクタイをしているが、不審者に見えるのか? 自分では何らおかしなところはないと思っているのだが… こういう抜き打ちによく引っかかる。サンフランシスコ 空港でもやられたことがある。結果はもちろん いつも何もない。
もう行っていいですよ、気を付けて楽しい旅を、やと!? 大好きな英国へ行こうという時に、あんたのお陰で楽しみも半減やわ。