第108話 無賃乗車

ドイツ鉄道　(展示会場最寄駅)

[1998年3月　ドイツ  ハノーバー]

　次の日は、バスで最寄り駅まで行くのだが、20-30分はかかる。そこから展示会場の臨時駅まで列車に乗る。乗り換えも入れると１時間半は十分にかかった。やはり遠い。

　ホテルを予約したのは１ヶ月ほど前だがここまで来ないと空いていなかった。日本で流行りつつある民泊もある事はあるのだが、高い。鉄道もローカル線。時刻表や行き先がどうもよく分かりにくい。帰る際の最終が午後7時頃のようだ。乗り遅れると大変なので早めに、午後4時頃会場を後にする。

　臨時駅へ行くと列車に乗る前から満員列車状態。切符も買えないまま人の流れに押されて、列車に乗ってしまった。先の項で触れたが、切符を持っていないのがばれると非常に高い罰金を取られる。ドキドキしていたが、この混雑ぶりでは検札も無理だろう。

　そうこうしているうちにホテルの最寄り駅に着いた。降りてしまうと分からない。とうとう無賃乗車をしてしまった。ドイツ鉄道の皆さま、申し訳ありませんでした。