tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第117話 南米大陸初上陸

内務省の建物、チリ サンティアゴ

 

[1998年5月 チリ サンティアゴ]

 

 1998年5月、南米大陸初上陸。

初めての南米大陸は、チリのサンティアゴ。アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港(Aeropuerto Internacional Comodoro Arturo Merino Benítez)、通称 サンティアゴ国際空港に降り立った。

 

 チリ代理店からの迎えの車に乗せてもらいホテルに向かう。空港を出てすぐに高速道路を走るが、周りにこれといった建物がほとんどなく、低木の畑が延々と数キロメートル続く。南緯33度のサンティアゴの5月は、秋。この低木は収穫が終わったぶどうの木だと言う。そういえばチリはワインで有名だ。

 

 19世紀にフランスのぶどう栽培が害虫の大きな被害を受けた時に、純粋なフランスの苗木が守られたことによりチリワインの生産が始まったらしい。それに伴いフランスからの移住者も多い。そういえば、代理店の社長もフランス系だと言っていた。名前をみるとそうかなと思っていたが。高い建造物を建てることが出来ない空港の周りを畑として活用する。これは良案だ。いや、高い建物がないから空港が出来たのか? そんな話をしているうちにホテルに到着。午前9時頃だったか。着いたぁ〜、やっと横になれる。

 

 いやぁ〜  ほんとに長旅だった。関空を出発し、アメリカ本土の北西角シアトルに到着。ここから対角線に南東角にあるマイアミへ飛ぶ。これだけでも4時間ほどの飛行だ。大阪から香港くらいの距離/時間。そこで最後の乗り継ぎ、南へ向かう。今回のマイアミからの便は夜間飛行の為綺麗な青いカリブ海を見ることが出来ない。残念。そしてようやくたどり着いたチリ、サンティアゴ

 

 家を出てからホテルに到着するまで、何と! 36時間、1日半。関空からロスアンジェルスもしくはニューヨークへ飛び、サンティアゴ行きという経路もあり1回の乗り継ぎで済むが航空券が高い。これだと10時間近くは短縮できるかも知れない。安い券は色んな土地へ連れて行ってくれる()。時差の関係もあり、今は何日?何曜日?何時?ここはどこ?私は誰?状態だった。少し大げさだが、そんな感覚。担当者は、昼に迎えに来るからまずゆっくり休んでくれ。昼食の後 打ち合わせをしよう。と言って一旦会社へ戻って行った。