第118話 南米初食事
[1998年5月 チリ サンティアゴ]
昼頃ホテルのロビーで再会、レストランへ。どこへ連れて行ってくれるのかと楽しみにしていると、着いたところは寿司屋。あちゃー、初欧州 (フランス)に続いて また初めての地の初食事が日本食!?
日本からの移住者が経営する“将軍”という店だった。日本人がやっているだけに美味い。チリの海岸線は、南北に連続した約6,400km。これは一国内で連続する海岸線としては世界一… ではないな。ロシアやカナダがあるか。ちなみに日本の海岸線は約29,700km。地球4分の3周だ。島国であり離島が多いからだ。しかし、これだけの海岸線を持つチリは漁業も盛んで、車海老は漁獲されたものの殆どは日本へ輸出されているそうだ。
こういうところでの日本食は高いに違いない。普段食べることが出来ない高級料理を、来客をダシに会社の経費で食べているのだろうと邪推する (笑)。また、この代理店の社長は大の寿司好きで、来日時に寿司や刺身用の包丁が欲しいからと 専門店へ連れて行ったこともある。家には、すし桶や巻き簾などの道具もあると言う。
美味しく頂いたが、せっかくの異国の地、次は日本食ではなく現地のものにしてください。