第122話 チンタラ仕事してんじゃねぇよ!
ウルグアイ、正式名ウルグアイ東方共和国のカラスコ国際空港 (Aeropuerto Internacional de Carrasco)に到着。パスポートコントロールを通過、税関への申告はなし。後は最後の荷物検査だけ。特に何もないしすんなり通過できるだろうと思っていたが、スーツケースを開けろと言う。
鍵がかかっているので、鍵を出そうと持っていたカバンの中を探し出すと、係官は後ろを向いて別の係官と話をし始めた。ケースを開けるまでの少しの時間だけで、すぐにこちらを向くのかと思いきや、ケースは既に開いているのに中々話は終わらない。
It’s opened (開けたよ)と言っても聞こえているのかいないのか!?!? しばらく待つが振り向かない。さっさとやれや! 頭にきたのでバタンッと音を立てて閉めてやった。その後振り向き、開けろと言ったろ。開けていたのにお前が振り向かんから閉めた。もう一度開けろ。
こんなやりとりをして再度開ける。ケースの中をゆっくりと、しかしぐちゃぐちゃに搔き回す。OK、行ってもいいぞ。国民性か? 個人の性格か? のんびりな上 雑な扱いだ。