tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第144話 ビジネス クラス

リオデジャネイロで買ったサンバ ホイッスル と ブラジルの硬貨

 

[1999年8月 関西国際空港 => ダラス経由サンパウロ]

 

 1999年8月、関西国際空港。南米出張の為 航空会社のカウンターでチェックイン。まずは、米国のダラスへ向かう。係員にチケットを渡すとパソコンを叩いて座席を確認している。すると「お客様、大変申し訳ありません。エコノミーが満席でございまして...」なに? 嫌な予感。「ビジネスクラスをご用意させて頂きますが、よろしいでしょうか?」えっ? あぁ、構いませんよ。ってエエに決まってるやん!(嬉) 

 

 久しぶりのビジネスクラスだ。前回は部長同行で、彼が成田からパリまでビジネスクラスを予約してしまった。平社員が利用できる座席ではないのだが、時はバブル真っ最中、会社から何か言われたら部長が勝手に予約したと言っておけとのことだった。

 

 機内へ入ってしまえば、客室乗務員は正規の搭乗券を持った客と同等の扱いをしてくれる。座席は革張り。個人的には冷たい感じがして好きではないのだが、見た目の高級感はある。横幅も前後もエコノミークラスに比べて広い。ゆったりと座ることができる。飛行機は座席についてから離陸するまでが長い。この間に早くも飲み物が出てくる。しかもプラスチックではなくガラスの容器に入っている。食事もエコノミークラスよりはいいものが提供される。

 

 ダラスまでの10時間ほどをゆったりと過ごすことができる。今回も幸先のいいスタートだ。ただ一つ困ったことがあった。まわりの座席に数人の若者がいる。初めての飛行機なのか、初めての海外なのか やけにはしゃいでいる。うるさい。携帯電話で今からアメリカへ行く云々と話している。この頃は携帯電話が普及し始めた頃で、そのマナー、特に航空機内での使用について厳しく言われ始めた頃だった。彼らはアメリカにどれくらい滞在するのか知らないが、日本人の恥を残して来ないで欲しい。

 

 予定通り無事にダラスに到着したが、ブラジル・サンパウロ行きの乗り継ぎ便に問題発生。空調設備の不具合で4時間遅れの出発となってしまった。