第150話 今 何時?
[1999年9月 ペルー リマ]
朝9時に迎えに行くとのことで、9時少し前にはホテルのロビーへ降りて待っていた。予想通り10分過ぎても来ない(笑)。20分くらい過ぎただろうか、フロントからお呼びがかかる。30分ほど遅れると連絡がありました、だと。やっぱり… ということはあと10分くらいか!? 部屋へ戻るのも中途半端な時間なのでそのままロビーで待つことにした。しか〜し、9時半を過ぎても再度予想通り(再笑) 姿は見えない。彼が現れたのは10時過ぎだった。
車に乗り込み出発。走り出してしばらくすると、朝飯は食べたのか? と聞いてくる。もちろんホテルは朝食付きだから食べたと答えた。ところが返ってきた言葉は、事務所へ行く前にちょっとコーヒーでも飲んで行こう。おいおい、早く事務所へ行って打ち合わせをしよう。お客さんのところへも行きたい。色々と予定を組んでいるのだ。
「ペルーの市況などの報告やちょっとした打ち合わせは、カフェでもできる。そう慌てるなよ。」ラテンのノリなのか!? こちらからするとのんびりしているなと思う。久しぶりなので色々と話していると、事務所に着いたのは12時近かった。日本人がきっちりし過ぎているのか、ラテン民族がいい加減なのか、どっちなんだろう?