tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第153話 インカ帝国

ケーナ

 

[1999年9月 ペルー  リマ]

 

 ペルーと聞いて連想するのは、インカ帝国アンデスマチュピチュ、ナスカの地上絵だ。が、残念ながらこれらをまだ見た/経験したことはない。近くまでは行っているのだが、仕事だから仕方がない。

 

 ペルーは、16世紀までは当時の世界最大級の帝国だったインカ帝国の中心地だった。その名を語った清涼飲料水がある。インカ・コーラだ。アンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地、エル・ドラード (黄金郷)にちなんでか金色の飲料である。甘味が強く炭酸はあまり強くない。コカ・コーラをおさえて国内一のシェアである。今では日本でも手に入るらしい。

 

 そしてアンデスといえばその音楽、フォルクローレ。それらを奏でる楽器の独特の音色と旋律が印象的で哀愁を漂わせる。”コンドルは飛んでいく(El Cóndor Pasa)”はご存知の方も多いだろう。ペルーを離れる時、空港の待合室で搭乗を待っていると、この曲を演奏したいのであろう、失礼ながらへたくそなケーナの音が聞こえてきた。どうやらドイツの団体観光客の一人が土産もののケーナを買ったらしく、練習している。ケーナを持てばやはりこの曲を吹きたいのだ。ご多分にもれず、自身もケーナを買った。が、いまだに吹けない ()