tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第176話 やっぱり中国

長江を行き交う船

 

[2007年10月 中国 南京]

 

 切符を買って改札へ。やはり人が多い! 改札を通るにも長い列ができていてゆっくりと少しずつ進む。もうすぐと思った時、誰かがすっと前に割り込んで来た。素知らぬ顔で前に立っている。おいっ! ちゃんと並べ! 言葉は通じていないだろうが、身振りと怒っている表情で分かっただろう。おとなしく後ろの方へ移動していった。油断も隙もあったものではない。中国にいることを実感する。(善良な中国の方には申し訳ないが)

 

 とはいうものの、日本も並ぶようになったのは1980年代。1985年頃の大阪では、三列でお待ちくださいという放送がホームで流れていたが、まだまだ並んではいなかった。電車が到着すると好き勝手に乗り込む輩もまだまだ多かった。

 

 改札を抜け、列車の待つホームへ降りる。日本にいるのかと錯覚するような300系新幹線によく似た列車が停車している。日本の技術支援で開発された列車だから無理もないだろうが。これを自国で開発したと特許を申請するのだから困ったもんだ。車内は満席。しかもひと抱えもあるような大きな荷物を持った人が多い。窮屈な上に彼らの話し声がでかい。やっぱり中国。この国の辞書にマナーという言葉はないのか!?  イライラしながら南京に着いた。

 

 市中を車で走る。車線などおかまいなく我先にと走る車、あちこちで鳴り響くクラクション、初めて訪れた25年前は内陸の農村部ではあったが、えらい変わりようだ。

 

 車は、世界第三位の長さを誇る長江を渡る。橋の長さは2km以上はあるだろう。この日は雨、霧がかかって向こう岸がかすんでいる。大きな川を大きな船が行き交う。それゆえに橋桁もかなり高い位置に設置されている。何もかも、良くも悪くも規模がデカイ!

やっぱり 中国やぁ!