第192話 信用できるヤツはおらんのか!?
殺虫剤が功を奏したのかハエはいなくなった。幸い乗客は全員無事だ(笑)
アクラを出発後、アビジャンとバマコを経由し二日半かけてようやく次の目的地であるギニアのコナクリ国際空港に到着。アクラから直線距離で1,600km程だろう。札幌 - 鹿児島間と同じ位。直行便があれば3時間もあれば行ける距離だ。
入国カードが機内で配布されなかった為 入国審査カウンターのそばで記入する。電力事情はよくなさそうだ。薄暗い部屋だった。カードの記入方法はどこの国も大概同じなので要領は分かっている。
すると 一人の男が書き方は分かるか?手伝おうか?と寄ってくる。また 教えてやったからチップをよこせと言うに決まっている。No, thanks. 書き方は分かっていると言うが、俺は警察官だから心配するなとしつこくつきまとってくる。確かに名札を首から下げてはいるが… ベネズエラで空港職員だからと安心/信用してチップを取られた。もうこりごりだ。もう誰も信用しない! Don't touch! Get away! しつこく来るからしつこく断り続けると諦めてどこかへ失せた。