tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第43話 ダブリン (Dublin)への道

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二階建てバスとロンドン・タクシー

 

[1991年4月 英国 => アイルランド]

 

 英国の表玄関 ロンドン ヒースロー空港 (Heathrow Airport, Londn) からアイルランドの首都ダブリン (Dublin, Ireland) へ移動する。搭乗手続きの際に搭乗口の番号を言っていたと思うが、あとで搭乗券を見れば分かると、まともに聞いていなかった。とりあえず国際線なのだからと、出国手続きを済ませた。

 

 国際線のロビーで全便が掲示される大きな掲示板を見上げて便名を、搭乗口を探す。が、自分の乗る便名が出て来ない。それよりも遅い出発時刻の便名が次々に出ているのに。なんで? 航空会社のカウンターで尋ねると、国内線からの出発だと言う。えっ? 即座に理解できない。ダブリンは、ロンドンから見れば外国でしょ!?

 

 手続きは既に終えて書類上は英国を出国している為 簡単には国内線へは戻れないはずである。係官に事情を説明、あとは係官に従うしかない。通常ではない経路で再度入国手続き。係官は、帝国データバンクの企業年鑑のような黒い表紙の分厚い本をめくりながら何かを探している。今のようなデジタル記録ではない為 この分厚い本に記載されたこちらの入出国の記録を調べているようだ。

 

 しばらくしてようやく許可がおり英国国内へ戻る。長い通路を係官の後をついて歩く。まるでどこかへ連行される犯罪者のようだ。そしてようやく国内線のロビーに到着。乗るべき便名と搭乗口の番号が表示されている。

 

 一安心、朝から疲れた。