tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第70話 肉には困らない

南アフリカのレストラン

 

[1996年10月 南アフリカ]

 

 仕事が終わると先方の担当者が“さぁライオンを食いに行こうか”と言う。冗談だと思ったがそうでもない。ライオン、像、キリン、ワニ、等を提供しているレストランは存在する。自分が行った店にこれらはなかったが、次から次へと色々な肉が提供される。

 

 大きな肉の塊を長い串に刺して、火の周りで焼く。大きい為に中までは火が通らない。表面が焼けるとその串を持ってテーブルを廻り焼けた部分をそぎ落とすように給仕して行くのである。ブラジルのシュラスコやアルゼンチンのアサードと同じ方式だ。

 

 その都度何の肉かと聞いたが、初めて聞く動物などの為残念ながらほとんど覚えていない。覚えているのは、ダチョウとインパラだけだ。初めて食べたが、匂いなどのクセはなく美味しく頂いた。しかし何種類の肉があるのか? 食肉には困らないようだ。自分も食べられるものは何でも食べる。せっかく行った土地、何でも経験しないともったいない。