メルコスール (南米南部共同市場)の説明を受ける為 港へ向かう。事務所を出て海沿いの道路を走る。天気はあまりよくないが、雨は降っていない。砂浜に波が打ち寄せ、道路脇にはヤシの並木。
今は5月の下旬、晩秋、海水浴の季節ではない。一番暑い1月には多くの海水浴客で賑わうのだろう。などと話していると、これは海じゃないよ、川だよと言う。ん? 波が打ち寄せ水平線が見える。どう見ても海でしょ? そんなに疑うなら車を降りて水を舐めてみるか?と言う。え〜っ真水なの!?
ラ・プラタ川というれっきとした川の河口だ。この辺りの川幅はなんと270km! 直線距離で大阪 – 静岡、東京 - 仙台くらいはある。アルゼンチンとの国境を成し、川の向こう岸はブエノスアイレス。これに比べりゃ瀬戸内海の本州四国間など溝みたいなもんだ。