tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第197話 赤い帽子と緑の帽子

 

同乗してくれた赤いベレー帽の軍人 (ギニア クルサ)

 

[2009年6月 ギニア コナクリ => クルサ]

 

 ギニア三日目は金の採掘場があるクルサ (Kouroussa)へ向かう。三菱パジェロに八人が乗り込み500km以上を走るというのだ。助手席に座るのは少し位の高い軍人。先にも記した通り軍事政権国家、いたる所に検問所があり移動する車を調べる。どこへ何をしに行くだのと質問される。ましてや外国人が乗っていると、パスポートを見せろだのと余計に時間がかかる。一回止められると短くても30分はかかるという。

 

 この検問所を仕切っているのは軍隊で、現場は位の低い軍人達の仕事だ。軍人が同乗していると無条件で通過させてくれるというのだ。彼らより位が上なら尚更だ。

 

 検問所には緑のベレー帽をかぶった若い軍人、こちらの助手席には赤いベレー帽の男。検問所には踏切の遮断機のようなものが降りている。ここに近づくと車は速度を落とす。普通はここで止まれとなるのだが、緑の帽子の男たちが助手席の赤い帽子を見ると、敬礼して即座に遮断機を上げる。クルサまでに検問所は何ヶ所かあったがすべてお咎めなしのノンストップ。ん~ なかなか気持ちのいいものだ。