tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第198話 きのこの山

ギニア クルサ近郊の村

 

[2009年6月 ギニア クルサ]

 

 コナクリを朝5時に出発したが太陽はすでに空高く上っている。車窓に見える景色もずいぶんと変わりアフリカにいることを実感できるようになってきた。開けた土地に“きのこの山”のような家々が点在する。土や草、時には牛のフンを混ぜたものを壁にして丸く囲い、屋根にはわらをのせるといった簡単なもの。アフリカの伝統的な家だ。

 

 家の周りでは牛や鶏などが放し飼いされている。その数も半端ではない。時々牛の群れが道路を悠々と渡り車が止めらる。人間にも慣れているのか クラクションを鳴らしても避けようとしないものもいる。そんな時 運転手も業を煮やして時々牛に車をぶつける。大丈夫か?と言っても笑って運転を続ける。

 

 目的の村に到着。先ほど見たのと同じようなきのこの山の集落で、家畜もいる。車から降りるとすぐ横を大きな牛がゆっくりと通り過ぎ、足元では鶏がせわしなく動いている。子供たちも遊んでいるが、小さな子供の中には何も身につけていない子もいる。すっぽんぽんだ。ここでも村長さんにあいさつをする。ガーナのような格式張ったものではなかったが、広場にたくさんの椅子が用意され、たくさんの村人も座っていた。赤ん坊を抱いた女性もいる。珍しい我々外国人を見たかっただけなのかも?