tokuchan-worldのブログ

外国ってこんなとこ〜

第2話 実家を離れ大阪へ

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大阪外国語大学

 

[1977年4月 大阪]

 

 1977413日、18歳と24日で兵庫県の山間の町にある実家を離れ大阪へ出てきた。英語を勉強したいと受験した大学の英語学科に運良く合格したからだ。あれから42年の歳月が流れた。大学へ行くから、英語を専攻するからと言ってもどんな仕事に就きたいということはまだ何も考えていなかった。それ以前に大学へ行きたいという気もなかったが、まわりの友人たちが大学へ行くというので自分も一応受けてみようと思った。

 

 行くにしても何をしたいということもなく、消去法で残ったのが英語 (もしくは外国語) に関するところというだけのことだった。大学の授業は面白くなかった。バンドでドラムを叩くことが楽しみになった。が、英語の本を読んだり留学生と話をしたり英語に対する興味は増していた。

 

 大学はII部、夜学である。大阪外国語大学 (大阪大学国語学)、国立大学ゆえに学費は安い。年間48,000円だった。昼間アルバイトをすれば充分生活することが出来た。色々なアルバイトをし、最後に大学を卒業するまで2年以上勤めた会社 (広告代理店)が自分の進む道を教えてくれた。