[2009年6月 ガーナ アクラ]
コトカ国際空港 (Kotoka International Airport)、首都アクラにあるとはいうものの小さな空港だ。出迎えてくれたのはCY氏。通訳はほとんどいらないくらいに流暢に日本語を話す。経歴を聞いて驚いた。
彼は我が母校、大阪外国語大学に留学していたというのだ。留学中の時期と住まいを聞いてまたまたビックリ! 同じ時期に留学生寮に住んでいたのだと。ラグビーの聖地とされる東大阪市の花園ラグビー場のすぐ横にあった花園寮は、同じ敷地内に男子学生寮と男子留学生寮があり、自身もしばらくここで過ごした。同じ時期に同じ敷地内に住んでいたとは何たる偶然か。遠く離れた西アフリカの地で三十数年後に会うのは運命だったのか。
空港ターミナルビルを出て、駐車場まで歩く。ビルの傍に数台並んだ国連の車。UNと大きな文字が書かれている。紛争地域や難民キャンプなど厳しい状況の所で活躍しているのをテレビで見たことはあるが、本物を見るのは初めてだ。
これがここにあるということは、まだまだ国際支援を必要とする国/地域なのだ。物々しい感じがして少し緊張する。